この記事はこんな方におすすめです!!
- ドライバーの残業時間規制により、配送件数が大幅に減る恐れのあるトラック事業者や荷主企業の方
- トラックからの積み降ろし作業をより効率化させたい方
- ドライバーの荷待ち時間削減に取り組んでいる方
トラックからの荷下ろし・積み込みをもっと効率化させたいと悩むお客様がいました
2024年4月からドライバーの残業時間に上限が課せられるため、
これまでよりも配送件数が少なくなる恐れがあるんです。
積み降ろしの効率を上げるために、
カゴ台車での運用を考えているのですが…
そういったお声、最近どんどん増えてきているんです。
カゴ台車を導入して、さらに運用方法を工夫すれば、
積み降ろしの効率を大幅に上げられますよ。
えっ、ぜひ詳細を教えてもらえますか?
<実際に利用されたお客様の声>
食品の配送を行っているのですが、2024年4月から始まる労働時間の規制により、配送件数が減るかもしれないという心配がありました。
そのため、荷下ろしと積み込みの時間を短縮したいと思い、五常さんのカゴ台車を使い始めました。
荷主側とも協力して、積み込まれたカゴ台車と空のカゴ台車を交換する方法で配送を行っています。
この方法のおかげで、作業の効率が格段に上がり、ドライバーの待ち時間も短くなり、大変助かっています。
2024年問題への対応!トラック荷下ろし・積み込みの効率化が解決策に!
物流業界が直面している「2024年問題」とは、ドライバーの時間外労働の制限です。
これにより、ドライバー一人一人の走行距離が短くなる可能性があり、長距離の荷物輸送が難しくなる恐れがあります。
また、全体の配送件数が減ることも危惧されています。
この課題を解決するには、荷物の積み降ろしをもっとスムーズにすることが大切です。
現状、積み降ろしの多くが”手押し台車”による運用で行われていますが、実際にゲート付きトラック、荷物(段ボール15個)、手押し台車を用いて簡易的な積み降ろし実験を行ったところ(以下Aパターン)、結果は4分4秒となり、その内訳は以下のようになりました。
Aパターン実験動画
上記の作業をより効率化させ、時間を短縮することが、2024年問題への具体的な対策となります。
トラックの荷下ろし・積み込み効率向上!カゴ台車導入の効果は?
物流業界における作業効率の改善には、カゴ台車の利用が非常に効果的です。
カゴ台車を使うことで、一度に運べる荷物の量が増え、荷下ろしや積み込みの効率が向上します。
この方法の効果を確かめるために、手押し台車による積み降ろし(Aパターン)から、カゴ台車による積み降ろし(以下Bパターン)に変更し、実験を行いました。
Bパターン実験動画
実験の結果、手押し台車では荷物の運搬に2周必要だったのに対し、カゴ台車を使用すると1周で全ての荷物を運び終えることができ、Aパターンよりも37秒短縮(15%削減)しました。
トラックからの移動距離が長い場合には、その効率の良さが顕著になります。
しかし、荷物の積み降ろし時間を短縮するためには、カゴ台車の単なる導入だけでは十分ではありません。運用方法自体にも工夫が必要です。
効率的な運搬方法と配送プロセスの最適化が、時間短縮と作業効率向上の鍵となります。
2024年問題への課題解決の鍵!カゴ台車を使った荷物の事前積載で時間短縮!
次の実験では、「運搬機器を載せる」「荷物を積み込む」時間の短縮を図ります。非常に単純ではありますが、そもそも運搬機器を載せないためには、事前に運搬機器を載せてあること。
荷物の積み込み時間を短縮するためには、事前に荷物を積んでいることが重要です。
そのため、配送先の現場からカゴ台車を借りる想定ではなく、事前に自社のカゴ台車に荷物を積んだ状態でトラックに積載する(以下Cパターン)方法で実験を行いました。
Cパターン実験動画
運搬機器を載せる手間、また荷物を積み込む手間がなくなり、Bパターンよりも51秒短縮(24%削減)しました。
配送現場に着いてからではなく、事前に準備を行うことで、大幅な時間の削減を実現できます。
しかし、どうあっても荷物を事前に配送先に降ろすということはできません。
配送効率向上の鍵!配送先との連携によるカゴ台車入れ替え戦略
配送の主目的は荷物を降ろすことではなく、届けることにあります。
理想的には荷物が積まれたカゴ台車を配送先に置いて作業を終了することですが、実際には空のカゴ台車の回収が必要になります。
そこで、配送先で空のカゴ台車を用意し、荷物を積んだカゴ台車と交換する(Dパターン)実験を行いました。
Dパターン実験動画
この手法により、荷下ろし作業が不要となり、Cパターンよりも37秒短縮(23%削減)しました。
Aパターンと比べると、実に125秒短縮(51%削減)できています。
仮に1日に5回この積み降ろし作業があったとした場合、AパターンとDパターンで、どれほど時間の差が生まれるでしょうか?
1日8時間労働とした場合、28日分、およそ1ヶ月分の差が生まれることが分かりました。
Dパターンではトラック事業者と荷主企業との緊密な連携が必要ですが、この方法が適用されれば、効率性は大幅に向上し、2024年問題への対応策として非常に有効になる可能性があります。
物流業界の2024年問題解決の糸口はカゴ台車の導入と効果的な運用!
- カゴ台車の導入で、多くの荷物を一度に運ぶことが可能!
- 事前に荷物を積むことで、積み込みの手間と時間を削減!
- 空のカゴ台車と入れ替えれば、荷下ろしの時間を丸々カット!
カゴ台車の導入と運用の工夫により、運搬機器の積載時間、荷物の積み込み・降ろし時間を効果的に短縮し、2024年問題への対応を実現します。
カゴ台車の導入や運用に関してご不明点やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。
お客様からの多くのお問い合わせを心よりお待ちしております。